海洋油田(読み)かいようゆでん

百科事典マイペディアの解説

海洋油田【かいようゆでん】

海域に存在する油田海底油田とも。世界の石油埋蔵量の約1/4は海域にあるといわれ,現在すでに世界の石油生産量のおよそ1/4を海洋石油が占める。海洋油田の埋蔵量の55〜70%程度が水深200mまでの大陸棚にあり,残りの大部分はより深い大陸斜面とその裾野の平坦部(コンチネンタルライズ)にあるとみられる。メキシコ湾,カリフォルニア沖,カスピ海ペルシア湾,ボルネオ島沖,北海,日本の新潟沖などで採油されている。本格的な海洋油田の開発は1947年米国ルイジアナ州沖合が最初で,このときの水深は6mであった。その後深い水深の開発が進むにつれて,巨大なプラットホームの建設など,その開発費用が問題となり,新しい技術や方式が検討・実用化されつつある。日本での海洋油田開発は1959年発見の秋田市沖合の土崎沖油田が最初で,のち,新潟県頸城油・ガス田,同県阿賀沖油・ガス田,福島県磐城沖ガス田などがある。

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世界大百科事典 第2版の解説

かいようゆでん【海洋油田】

海域に存在する油田をいう。世界の石油埋蔵量は約2兆バレルといわれ,およそ23%に当たる約4600億バレル程度が海域にあると推定されている。海洋油田の埋蔵量の55~70%程度が水深200mくらいまでの比較的海底傾斜のゆるい大陸棚にあり,残りの大部分がより深い大陸斜面に25%くらい,コンチネンタルライズに3~10%存在すると考えられている。 海洋油田の探鉱にはまず地震探鉱調査船による地震探査により油田地質構造の有無を推定する。

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