化学辞典 第2版 「メタアセトアルデヒド」の解説
メタアセトアルデヒド
メタアセトアルデヒド
metacetaldehyde
2,4,6,8-tetramethyl-1,3,5-7-tetroxocane.C8H16O4(176.24).メタアルデヒドともいう.アセトアルデヒドをメタノール中,酸触媒の存在下で重合させると結晶として得られる.融点246 ℃(封管中),昇華温度110~120 ℃(常圧).ベンゼン,クロロホルムに可溶,エタノール,エーテル,水に難溶.希酸と加熱すると容易にアセトアルデヒドになる.一般に,より高分子の環状化合物を含む.ナメクジ用毒餌の成分として駆除剤に用いる(アセトアルデヒドや三量体のパラアルデヒドは無効).固形燃料としても用いられる.魚毒性が強い.LD50 630 mg/kg(ラット,経口).[CAS 108-62-3]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報