化学辞典 第2版 「メチルヒドラジン」の解説
メチルヒドラジン
メチルヒドラジン
methylhydrazine
monomethylhydrazine.CH6N2(46.07).CH3NHNH2.メチルアミンとヒドロキシルアミン硫酸エステルから合成する.メチルアミン臭をもつ無色の液体.融点-52.4 ℃,沸点87.5 ℃,引火点 < 26.7 ℃.0.874.水,低級アルコールに易溶,炭化水素に可溶.わずかにアルカリ性を示す.空気中で水を吸収して白煙を生じる.強力な還元剤で,発煙硝酸などの強い酸化剤や炎に触れると発火する.爆発限界は空気中で約2%.ロケット用燃料,化学合成原料として用いられる.LD50 32.5 mg/kg(ラット,経口).[CAS 60-34-4]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報