メッサーシュミットMe262(読み)メッサーシュミットエムイーにろくに(その他表記)Messerschmitt Me 262

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

メッサーシュミットMe262
メッサーシュミットエムイーにろくに
Messerschmitt Me 262

第2次世界大戦末期にドイツ空軍が実戦に投入した世界初の双発ジェット戦闘機。大戦前の 1938年に開発が始まり,1941年 11月に初飛行した。ところが本機の高性能に感嘆したアドルフ・ヒトラー総統が,これを爆撃機にするよう命じたため計画が混乱,実戦配備されたのは 1944年9月であった。これにより爆撃機と戦闘機の2種類がつくられたが,爆撃には不向きであった。また戦闘機としても出現時期が遅すぎて,戦局を変えることはできなかった。複座の夜間戦闘機もある。エンジンはユンカース・ユモ 004B-1 (推力 900kg) 2,乗員1,全長 10.6m,全幅 12.5m,総重量 7t,最大速度時速 870km,航続距離 1050km,武装は 30mm機関砲4,ロケット弾 24。総生産数 1433機。

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