メナンドロス・プロテクトール(その他表記)Menandros Protector

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

メナンドロス・プロテクトール
Menandros Protector

6世紀頃のビザンチン帝国法律家歴史家。 558~582年を扱った主著歴史』 Historiaがある。アガチアスの『ユスチニアヌス帝治世史』の継続として書かれ,描写客観性にすぐれ,公文書を資料にするとともに数多くの地理的・民族誌的記述があり,この時代の最も重要な史料ほかエピグラムが『アンソロギア・パラチナ』 Anthologia Palatinaに記載されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android