メペリジン(英語表記)meperidine

翻訳|meperidine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メペリジン」の意味・わかりやすい解説

メペリジン
meperidine

別名ペチジン。最初の合成麻薬性鎮痛剤。中枢神経系抑制作用はモルヒネより弱く,鎮痛作用はモルヒネの 10分の1ぐらいであり,鎮痙作用も弱く,鎮咳作用はない。モルヒネに比べ,嗜癖,呼吸抑制作用は弱く,作用は速効性である。鎮痛剤,麻酔前投薬として用いられる。アトロピン類似構造のため,アトロピン様作用があり,また局所麻酔作用もある。急性中毒時の呼吸抑制などには,麻薬拮抗剤のナロキソン,ナロルフィンなどが有効である。慢性中毒患者では禁断症状が発現する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

化学辞典 第2版 「メペリジン」の解説

メペリジン
メペリジン
meperidine

[同義異語]ペチジン

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android