鎮痛剤(読み)チンツウザイ

精選版 日本国語大辞典 「鎮痛剤」の意味・読み・例文・類語

ちんつう‐ざい【鎮痛剤】

  1. 〘 名詞 〙 患部疼痛を感じたとき、中枢神経系に働きかけて、痛みをとめる薬剤。大別して、麻薬性鎮痛薬と解熱性鎮痛薬がある。
    1. [初出の実例]「午後八時腹の筋痛みてたまらず鎮痛剤を呑む」(出典:仰臥漫録(1901‐02)〈正岡子規〉一)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「鎮痛剤」の意味・わかりやすい解説

鎮痛剤
ちんつうざい
anodyne

痛みを取除くか,軽くさせる薬剤。実用上はモルヒネコデインなどの麻薬系アルカロイド類のもの,非アルカロイド系 (麻薬外) の合成薬品,アスピリンをはじめとする解熱性鎮痛剤,3級アミン体を主とする自律神経節遮断剤などがある。

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