メルカバ戦車(読み)メルカバせんしゃ(その他表記)Merkava tank

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メルカバ戦車」の意味・わかりやすい解説

メルカバ戦車
メルカバせんしゃ
Merkava tank

イスラエルが数々の実戦経験をもとに開発し,1979年に部隊配備を始めた戦車乗員の生存性に重点がおかれ,エンジンの位置を一般的な車体後部ではなく,敵弾が当る確率の高い前部に配置,装甲板を貫いた砲弾をエンジンで止める設計になっている。また後部には,予備戦車砲弾庫を兼ねた負傷者収容スペースが設けられている。I型から III型まであり,90年代初めに導入された III型では戦車砲を 120mm滑腔砲としたほか新設計のモジュラー式複合装甲を採用している。 III型の主要目は,乗員4,全備重量 62t,全長 8.78m,最高時速 55km,行動距離 500km,武装 120mm砲1,12.7mm重機関銃1,7.62mm機関銃2,60mm追撃砲1。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む