メルクの修道院(読み)メルクのしゅうどういん(その他表記)Melk Benediktinerstigt

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メルクの修道院」の意味・わかりやすい解説

メルクの修道院
メルクのしゅうどういん
Melk Benediktinerstigt

オーストリアのドナウ河畔の崖に建つベネディクト会修道院。 1702~36年に建設。 J.プランタウアーの設計で,オーストリアのバロック建築を代表する作品。聖堂正面に球根形の屋根をもつ双塔を並べ,内部は赤と金を基調としたコーニスが波打つような線を形づくる。大広間や図書館を含む2つの翼屋が両側から聖堂に寄添い,その先端を吹放ちの柱廊のある半円形の建物がつないでいる。

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