大広間(読み)オオヒロマ

デジタル大辞泉の解説

おお‐ひろま〔おほ‐〕【大広間】

多人数での会合・宴会などができる特別広い部屋・座敷。
江戸城内の広間のうち、式日などに国持ち大名、四位以上の外様大名などが列席した部屋。

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大辞林 第三版の解説

おおひろま【大広間】

大きな広間。
江戸時代、式日に国持くにもち大名・四位以上の外様とざま大名が詰めた江戸城内の広間。

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精選版 日本国語大辞典の解説

おお‐ひろま おほ‥【大広間】

〘名〙 (「おおびろま」とも)
① 大勢が会合するために作った、特に大きな広間
※播州佐用軍記(1658‐61頃)下「政範は〈略〉大広間え出らる」
② 江戸城中で式日に、国持(くにもち)大名や外様(とざま)大名などの四位以上が詰めた広間。
雑俳・柳多留‐一〇二(1828)「一国(いっこく)な人ばかり居る大広間」

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世界大百科事典内の大広間の言及

【住居】より

…当時,支配体制を確立した上層武士階級の住居には,儀式や政務など政治的機能が持ちこまれ,その機能に対応して,表(儀式的空間),中奥(政務空間),大奥(私的空間)の空間が統合される形になった。表の建築は,前代に完成した書院造の殿舎形式が重んじられ,多数の人々と対面できる大広間を中心に,2~3の書院を連ねる形式を採っている。二条城二の丸御殿に代表される大広間は,書院,押板,違棚,納戸構を備えた上段と,それに続く広間を中心に構成されている。…

【大名】より

…さらにこれを将軍との親疎関係によって分類する場合は,三家,三卿,家門,譜代,外様に分けるが,家門は三家,三卿以外の親藩およびその分家をさし,旧族大名と織豊大名を徳川系大名に対して外様に一括する。 また領国や居城の規模によって,国主(国持),准国主,城主,城主格,無城に分け,あるいは江戸城中の詰間(つめのま)によって,大廊下,溜間(たまりのま),大広間,帝鑑間(ていかんのま),柳間,雁間(かりのま),菊間に分け,さらに官位によって,侍従以上,四品(しほん)(四位),諸大夫(五位)に分け,石高によって,10万石以上,5万石以上,1万石以上に分ける場合もある。大名はこれらの組合せによって複雑多岐な格式序列がつくられたが,このことは大名(藩)の存在形態がきわめて多様であったことを示している。…

※「大広間」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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