基調(読み)きちょう

精選版 日本国語大辞典 「基調」の意味・読み・例文・類語

き‐ちょう ‥テウ【基調】

〘名〙
楽曲基礎となるおもな調子主調
絵画装飾などで、その中心となっている色。
浮世絵曲線(1923)〈寺田寅彦〉「浮世絵人物画の焦点或は基調をなすもの」
作品思想行動などの底を流れる基本的な考え方や傾向
※こゝろ(1914)〈夏目漱石三一学問交際が基調(キテウ)を構成している二人の親しみに」

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デジタル大辞泉 「基調」の意味・読み・例文・類語

き‐ちょう〔‐テウ〕【基調】

思想・行動・学説・作品などの根底にある基本的な考え・傾向。「国際協調基調とする外交
絵画や装飾などで、その中心となっている色。「青を基調とした作品」
主調しゅちょう1
[類語]基本大本おおもと基礎根本こんぽん根幹中心基軸基底根底もとい土台下地初歩いろはABC基盤基幹基部大根

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普及版 字通 「基調」の読み・字形・画数・意味

【基調】きちよう

楽の主調。

字通「基」の項目を見る

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