メルネプタハ(その他表記)Merneptah

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メルネプタハ」の意味・わかりやすい解説

メルネプタハ
Merneptah

古代エジプト第 19王朝の王 (在位前 1236~23) 。ラムセス2世の第 13子。 60歳頃即位。「海の民」の侵略を防ぐためヒッタイト王国を支援していたが,海の民とリビア人が連合してナイルデルタのエジプトの重要な都市メンフィスとオン (ヘリオポリス) を脅かすに及び,デルタ先端西方の地で彼らを撃破 (前 1232) 。4つの記念碑文を書かせたが,その一つ「イスラエル・ステラ」はイスラエルに関する最初の歴史的資料として有名。タニスをはじめエジプト各地に建造物を残しており,ミイラはテーベ「王陵の谷」のアメンホテプ2世王墓の側室で発見された。テーベのナイル川西岸に葬祭殿跡が残っている。

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