普及版 字通 「メン・そむく・むかう」の読み・字形・画数・意味
11画
[字訓] そむく・むかう
[説文解字]
[字形] 形声
声符は面(めん)。〔説文〕八上に「(むか)ふなり」とする。〔楚辞、離騒〕に「規(きく)に(そむ)いて改め錯(お)く」、また〔漢書、項籍伝〕に「馬、之れに(かほそむ)く」とあって、背く意に用いる。面は正面する意。面・は対待の義である。
[訓義]
1. そむく、うらむ。
2. むかう。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ムカフ・フム・ソムク・シヅカナリ・ソシル・ソバ
[語系]
・面mianは同声。は面を動詞化した語。〔説文〕に〔礼記、少儀〕「壺は其のをかしむ」の文を引く。今本にを面に作る。〔注〕に「は面中に在り。人に(むか)はしむるを言ふなり」とあり、面の字に作るのがよい。
[熟語]
越▶・規▶・背▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報