メンテシェ侯国(読み)メンテシェこうこく(その他表記)Menteşeoǧulları

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メンテシェ侯国」の意味・わかりやすい解説

メンテシェ侯国
メンテシェこうこく
Menteşeoǧulları

アナトリア南西部に成立したトルコ系侯国 (beylik,1261頃~1426) 。始祖はメンテシェ・ベイ (1282頃没) 。現トルコ共和国のムーラを中心にビザンチン帝国領土を侵食し,強力な海軍を擁して地中海沿岸地方を支配した。息子のメスート・ベイ,オルハン・ベイの時代を中心に 14世紀前半の最盛期には,一時期ロドス島をも領有したが,1310年に十字軍の手によって奪回された。

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