モクテスマ2世(その他表記)Moctezuma Xocoyotzín

改訂新版 世界大百科事典 「モクテスマ2世」の意味・わかりやすい解説

モクテスマ[2世]
Moctezuma Xocoyotzín
生没年:1466-1520

アステカ帝国の第9代皇帝。在位1502-20年。その王位中,アステカ最盛期にあった。しかし1519年,スペインのエルナン・コルテス一行がメキシコへ進攻し,この帝国は2年後に崩壊した。皇帝はコルテス一行を客として宮殿に招いたが,彼らは逆に皇帝を幽閉してしまう。のちにスペイン人アステカ族の間でいざこざが生じた際,彼はその仲裁に失敗して殺された。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のモクテスマ2世の言及

【ケツァルコアトル】より

…このできごとが,ケツァルコアトルの神と混同された形で,アステカ帝国に伝わっていた。皇帝モクテスマ2世が,1519年に東方の海岸に姿を現したスペインのエルナン・コルテス一行をケツァルコアトルの再来とまちがえた話は有名である。【高山 智博】。…

※「モクテスマ2世」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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