山川 世界史小辞典 改訂新版 「モザイク画」の解説
モザイク画(モザイクが)
mosaic
多様な色彩の石片,陶片,硝子,貝および金箔(きんぱく)などの角形小片で描いた絵画。早くは紀元前5世紀のギリシアにみられ,キリスト教公認以後,キリスト,聖母,諸聖人,聖書の諸場面などを聖堂の壁面や天井に描くようになって,ビザンツ美術として発展した。ラヴェンナの聖ヴィターレ聖堂,イスタンブルの聖ソフィア聖堂,同ホラ修道院(トルコ名カリエ・ジャーミィ),アテネ郊外のダフニ修道院,ヴェネツィアの聖マルコ聖堂など優れた作品が各地に現存する。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報