モタグア川(読み)モタグアがわ(その他表記)Río Motagua

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「モタグア川」の意味・わかりやすい解説

モタグア川
モタグアがわ
Río Motagua

グアテマラ南東部を流れる川。同国最長の川で,全長約 400km。アティトラン湖北方,チチカステナンゴ付近の中央高地に源を発し,チュアクス山脈に沿ってその南麓を東流したのち,ラスミナス山脈南麓に沿って東北東に流れを変え,河口近くでホンジュラスとの国境をなしながら,ホンジュラス湾奥のオモア湾に注ぐ。河口から約 200kmは航行可能で,流域に産するバナナ,コーヒー,果実などの運搬に利用される。沿岸では砂金採取も行われる。河口付近は湿地帯をなし良港はないが,河口の西約 40kmにアマティケ湾に面する良港プエルトバリオスがあり,同港とグアテマラ市を結ぶ鉄道,道路がモタグア川に沿って延びている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android