モナガス州(読み)モナガス(その他表記)Monagas

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「モナガス州」の意味・わかりやすい解説

モナガス〔州〕
モナガス
Monagas

ベネズエラ北東部の州。州都マトゥリン。北東はカリブ海のパリア湾に面し,南東はオリノコ川下流部によって限られる。北西部にアンデス山脈の北東の延長にあたる山地,東部にオリノコ川河口の三角州に属する湿地帯があるほかは,全域がリャノスと呼ばれる熱帯草原となっている。古くから牧牛が主産業であるが,山地ではトウモロコシ,コーヒー,ワタイネ,タバコ,コムギなどが栽培される。 1928年の油田発見後,州経済が大きく変化。最初に開発された州都に近いキリキレ油田は,オリノコ川流域で最も豊かな油田の一つに数えられる。広範囲にわたり 100以上の採油中心地があり,同国の石油生産量の約5%がこの州の産出。さらに 88年には埋蔵量 860億バレルと推定される油田が発見された。油田地帯からは北のカリピトやカリブ海の港プエルトラクルスへパイプラインが通じ,原油はそこで精製されて積出される。天然ガスは首都カラカスやラグアイラ,バレンシアなどへパイプラインで送られる。主要交通路は州都を中心とした道路網。面積2万 8900km2。人口 50万 3176 (1990) 。

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