モノオキソヨウ素酸(読み)モノオキソヨウソサンエン

化学辞典 第2版 「モノオキソヨウ素酸」の解説

モノオキソヨウ素(Ⅰ)酸(塩)
モノオキソヨウソサンエン
monooxoiodic(Ⅰ) acid(monooxoiodate(Ⅰ))

酸:HIO(143.91).次亜ヨウ素酸(hypoiodous acid)はIUPACの受け入れる慣用名.付加命名法体系名はイオジドヒドリド酸素(hydridoiodidooxygen).水溶液でのみ存在する.I2 の水溶液中にも

I2 + H2O HIO + HI

の平衡反応により微量存在するが,これにHgOを懸濁させ,濾過し,濾液を濃縮すると得られる.HClOやHBrOより弱い酸で,pKa 10.64.酸化力は強い.室温でも I2 とHIO3に分解する.[CAS 14332-21-9] 
塩:MIO.酸と金属水酸化物,または I2 と金属酸化物(または炭酸塩)との反応で水溶液は得られるが,不安定で,アルカリ金属塩ですら固体は得られない.水溶液も室温でも分解し,I,O2,IO3を生じる.酸化作用が強い.有機物の酸化剤,ヨウ素化剤などに用いられる.[CAS 14332-21-9:Na塩]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む