現代外国人名録2016 「モフセンマフマルバフ」の解説
モフセン マフマルバフ
Mohsen Makhmalbaf
- 職業・肩書
- 映画監督,作家
- 国籍
- イラン
- 生年月日
- 1957年5月29日
- 出生地
- テヘラン
- 受賞
- 東京国際映画祭芸術貢献賞(第9回)〔1996年〕「愛を織る娘ギャベ」,ベネチア国際映画祭プレジデント金メダル賞(第55回)〔1998年〕「静寂」,カンヌ国際映画祭エキュメニック賞(国際キリスト教会審査員特別賞)〔2001年〕「カンダハール」,フェデリコ・フェリーニ賞〔2001年〕「カンダハール」,パラジャーノフ賞〔2006年〕,ベネチア国際映画祭ロベール・ブレッソン賞(第72回)〔2015年〕
- 経歴
- 15歳の時イラン反王制活動に参加、国王の警察に逮捕され、4年半獄中で過ごし、革命後釈放される。政治活動から映画作りを始め、1988年「サイクリスト」で高い評価を受け、人気映画監督に。’96年「愛を織る娘ギャベ」で東京国際映画祭芸術貢献賞を受賞。イランの他、アフガニスタン、パキスタン、イスラエルなどで映画を製作。タリバン政権により破壊されたアフガニスタンを復興させようと人権活動に関わるが、イランでの作品上映を禁じられ、検閲の圧力に抗議して2005年より亡命生活を送る。ロンドンとパリを拠点に活動。他の監督作品に「ボイコット」(1986年)、「ザヤンデ川の夜」(’91年)、「パンと植木鉢」(’96年)、「静寂」(’98年)、「カンダハール」(2001年)、「アフガン・アルファベット」(2002年)、「スクリーム・オブ・アント」(2006年)、「庭師」(2012年)、「微笑み絶やさず」(2013年)、「独裁者と小さな孫」(2014年)などがある。2000年日本で初めて作品(「愛を織る娘ギャベ」「パンと植木鉢」)が劇場公開される。娘のサミラが監督した「りんご」(1998年)や「ブラックボード 背負う人」(2000年)などの製作も手掛ける。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報