もやつき(読み)モヤツキ

デジタル大辞泉 「もやつき」の意味・読み・例文・類語

もや‐つき

気分がすぐれずむかむかすること。むかつき。
「腹に―ができまして」〈浮・織留・四〉
物事がごたごたすること。ごたつき。
吾妻が客を斬ったと町の―」〈浄・淀鯉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「もやつき」の意味・読み・例文・類語

もや‐つき

〘名〙
① もやつくこと。物事がごたごたすること。ごたつき。
浄瑠璃淀鯉出世滝徳(1709頃)下「吾妻が客を切たと町のもやつき」
② 気分が悪く、むかむかすること。むかつき。
浮世草子西鶴織留(1694)四「きのふのお薬たべさせますと、腹にもやつきが出来まして、目まい心に足がひへまして」

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