モンギール(英語表記)Monghyr

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「モンギール」の意味・わかりやすい解説

モンギール
Monghyr

インド北東部,ビハール州北東部の町。モンギール県の行政庁所在地。パトナ東南東約 140km,ガンジス川南岸に位置。4世紀にグプタ朝のもとで建設されたといわれ,背後をカラグプル丘陵に守られた戦略上の要地で,9世紀に築城。 1580年ムガル帝国の武将トーダル・マルが城を改築。 1763年にベンガルの太守ミール・カシームの都となり,兵器庫や宮殿が造られた。シャー・ムスク・ナファ廟 (1497) が残る。伝統的な刀剣,銃の産地穀物の大集散地。国内有数のたばこ工場の一つがある。人口 15万 42 (1991) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android