ヤトロファ(その他表記)Jatropha

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヤトロファ」の意味・わかりやすい解説

ヤトロファ
Jatropha

タイワンアブラギリ属。トウダイグサ科の高木,低木,草木を含む属で,熱帯アメリカ,アフリカなどに約 150種ある。花と葉が美しいモミジバヤトロファ J. multifidaは観賞用に栽培される高さ1~2mの小低木で,幹がとくり状にふくらむ。葉は掌状に深裂し,濃赤色の花をつける。タイワンアブラギリ J. curcasは雌雄異株の落葉小高木で,熱帯アメリカの原産,高さ2~5mとなり,枝を傷つけると有毒の白い乳液を出す。葉は互生し,広心臓形で3~5裂し長さ 10~20cm,アブラギリ (油桐)の葉に似ている。花は黄緑色,小型で,腋生または頂生の集散花序に多数つく。 蒴果は扁球形または長楕円体で2個の種子を含み,種子にはクルカス油 curcus oilと呼ばれる黄緑色の油が含まれ,医薬,灯用油,石鹸,塗料などに用いられる。

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