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蒴果 さくかcapsule

翻訳|capsule

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

蒴果
さくか
capsule

果実のうち,乾燥して裂けて種子を放出する裂開果のうちの一形式。果皮が乾燥して,基部から上に向って裂ける。アサガオホウセンカなどはこの例。 果のうち,果皮がふたのように上にはずれるものを蓋果 (がいか) という (例:マツバボタンスベリヒユ) 。また,角 (つの) 状にとがっていて内部が2室に分れているものを長角果 (例:アブラナクレオメ) といい,基本構造は同じであるが長さの短いもの (ナズナなど) を短角果という。

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大辞林 第三版の解説

さくか【蒴果】

裂果の一種。二枚以上の心皮からなる子房で、成熟すると果皮が乾燥し、縦に開裂して種子を出す。アサガオ・ホウセンカなどの実。蒴。さっか。

さっか【蒴果】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説


さくか

乾果(乾燥果)で裂開する果実。2枚以上の心皮が成熟すると、果皮が乾いて心皮の境または背部が縦に裂け、種子を散布する。アヤメ属やラン科の植物の果実は果である。また、果実の一部が裂けて孔(あな)を生じたり(孔開果)、果実の上部が蓋(ふた)のようにとれるもの(蓋果(がいか))もある。[吉田 治]

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世界大百科事典内の蒴果の言及

【実】より

…このように自動的に種子を飛ばすものもあるが,裂果の多くは風などでゆれることにより小さい種子を飛ばす受動型である。裂果はさらに袋果follicle(離生めしべで,1ヵ所で縦に裂ける),豆果legume(マメ科のように1心皮性だが,心皮の腹側と背側で裂開する),蒴果(さくか)capsule(合生めしべ)などに分けられる。 閉果は一つの子房室にふつう一つの種子がある実にみられる。…

※「蒴果」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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