普及版 字通 「ヨウ・うた」の読み・字形・画数・意味
11画
[字訓] うた
[説文解字]
[字形] 会意
(肉)+言。肉を供えて呪詛的に祈ることをいう。〔説文〕三上に「徒歌なり」とあり、楽を用いない歌の意とするが、呪詛的な祈りに自(おのずか)ら抑揚があるもの、いわゆるわざうたである。〔国語、晋語六〕に「を謠に辨ず」とあって、謠(謡)はの繁文。〔説文〕には謠の字を収めていない。
[訓義]
1. うた、わざうた、呪詛的なうた。
2. 謠の初文。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ソシル 〔字鏡集〕 シタガフ
[声系]
〔説文〕に声として・・など七字を収める。はに呪飾の系を加えた形。占の意にも用いる。
[語系]
・・謠・搖(揺)jiは同声。みなの声義を承け、もと呪謡に関する字である。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報