日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヨギヘス」の意味・わかりやすい解説
ヨギヘス
よぎへす
Leon Jogiches-Tyszka
(1867―1919)
ポーランド人の革命家。ロシア領ビルノの比較的豊かなユダヤ人製粉業者の子として生まれる。1888年、革命運動に関係して逮捕されたが、1890年スイスへ逃亡、ここでローザ・ルクセンブルクと事実上結婚し、1894年ポーランド王国社会民主党を組織して活動、1900年ベルリンに移住した。1905年ロシアで革命が起こるとポーランドに潜入、翌1906年逮捕されたが、1907年脱走してドイツへ戻り、以後ポーランドの革命運動に専念した。1916年ルクセンブルクが投獄されたあと、ドイツのスパルタクス派を指導、1918年逮捕されたが、ドイツ革命後に出獄し、ドイツ共産党の創立に参加した。1919年3月ベルリンで逮捕され、同月10日殺害された。
[松 俊夫]
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