潜入(読み)せんにゅう

精選版 日本国語大辞典「潜入」の解説

せん‐にゅう ‥ニフ【潜入】

〘名〙
① こっそりとはいりこむこと。しのびこむこと。
※匏菴十種(1869)〈栗本鋤雲〉暁窓追録「雨潦泥皆其内に潜入し」 〔春秋左伝疏‐荘公二九年〕
② 水中にもぐること。
③ 天文学で、恒星または惑星が月の背後にかくれる現象。
④ (「仙入」とも書く) スズメ目ウグイス科に属する小鳥で、日本に産するエゾセンニュウ・シマセンニュウ・マキノセンニュウなど数種の総称。羽色は褐色から暗緑色の地味な鳥だがよくさえずる。草むらなどにもぐる習性があるところからこの名がある。北海道の草原などで繁殖し、東南アジアで越冬する。《季・秋》 〔日葡辞書(1603‐04)〕

くぐり‐い・る【潜入】

〘自ラ四〙 くぐって内部にはいる。
※日蓮遺文‐妙法比丘尼御返事(1278)「真言宗等の人々、鎌倉に下り、相州の足下にくぐり入て、やうやうにたばかる故に」
※夫木(1310頃)七「かどさせるうのはなかきをわがためとくぐりいりても夏はきにけり〈藤原信実〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉「潜入」の解説

せん‐にゅう〔‐ニフ〕【潜入】

[名](スル)
こっそりと入り込むこと。忍び込むこと。「敵地に潜入する」
天文学で、月の後ろに恒星惑星が隠れる現象
(「仙入」とも書く)センニュウ科センニュウ属の鳥の総称。ウグイスに似る。アジア・アフリカに24種が分布。日本では夏鳥としてエゾセンニュウ・マキノセンニュウシマセンニュウ草原にすむ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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