ヨーダー石(読み)ヨーダーせき

最新 地学事典 「ヨーダー石」の解説

ヨーダーせき
ヨーダー石

yoderite

鏡下で美しい青紫色を呈する変成鉱物。D.McKie et al.(1959)によってタンザニアのマウティア・ヒル(Mautia Hill)から発見・記載され,H.S.Yoder, Jr.にちなんで命名された。化学組成はMg2(Al, Fe3+6 Si4O18OH2であり,アルミノ珪酸塩(らん晶石など)Al8Si4O20のAlの一部を主にMgで,Oの一部を(OH)で置換したものに相当。単斜晶系,空間群P21/m,格子定数a0.810nm, b0.578, c0.728, β106°, 水に難溶。硬度6,比重3.39, 二軸性正,光軸角25°, 光軸面(010),屈折率α1.689, β1.691, γ1.715, a∧X9°,c∧Z7°。多色性強し,X薄い紺青色,Y藍色,Z薄い緑色,吸収Y>X>Z。ヨーダー石はらん晶石+滑石岩中に産出する。らん晶石+滑石岩は白色なので白色片岩と呼ばれるが,Schreyer(1977)は,この組合せが実験的には600~850℃で1MPa以上の水蒸気圧で安定であることを示した。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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