日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヨーロッパサッカー連盟」の意味・わかりやすい解説
ヨーロッパサッカー連盟
よーろっぱさっかーれんめい
Union of European Football Associations
ヨーロッパを中心にロシア、アジアの一部を含む国と地域の54のサッカー協会（2014年時点）を統括する競技団体。略称UEFA(ウエファ)。国際サッカー連盟（FIFA）傘下の組織で、FIFAを母体とする六大陸連盟の中核組織である。1954年にイタリア、フランス、ベルギーのサッカー協会の協議によってスイスのバーゼルで設立された。当初、31の各国協会によって構成されていたが、東欧とソ連の分離・解体に伴い、1990年代初頭に加盟団体が急増した。本部はスイスのニヨン。UEFAチャンピオンズ・リーグ、UEFAヨーロッパ・リーグ、UEFAユーロ（ヨーロッパ選手権）、UEFA女子チャンピオンズ・リーグなどを開催する。また、大会運営とあわせ、年間最優秀選手を表彰するヨーロッパ・フットボール・アワードをはじめ、下部組織の活動に対するUEFAグラスルーツ賞などの表彰を毎年行っている。さらに、選手を中心とした人種差別的な行為や発言が国際試合においてたびたびなされ、問題となったのを受け、その他の差別や不寛容をもあわせてサッカーから一掃する姿勢を示し、厳しい罰則の導入や、教育・啓蒙(けいもう)活動を行っている。
［編集部］
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