ライエートイオン

化学辞典 第2版 「ライエートイオン」の解説

ライエートイオン
ライエートイオン
lyate ion

両性溶媒SHは,次式のように自己プロトリシスする.

SH + SH SH2 + S

ここで,S のように溶媒がプロトンを放出して生じたイオンをライエートイオンといい,SH2のように溶媒がプロトンと結合して生じたイオンをリオニウムイオンという.溶媒SH中で存在できるもっとも強い塩基はライエートイオンであり,もっとも強い酸はリオニウムイオンである.水の場合,ライエートイオンはOH,リオニウムイオンはH3Oであり,水溶液中の強塩基強酸の強さは,それぞれOHとH3Oの強さに水平化される.[別用語参照]水平化効果

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

関連語 自己

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む