ライナルト・フォン・ダセル(その他表記)Rainald von Dassel

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ライナルト・フォン・ダセル
Rainald von Dassel

[生]1118頃
[没]1167.8.14. ローマ
ドイツの聖職者,政治家。ダセル伯家に生れ,1140年以来ヒルデスハイムその他の修道院院長。神聖ローマ皇帝フリードリヒ1世 (赤髯王)宮廷で重んじられ,56年帝室参議官となり,以後没するまでドイツ帝国の政治を左右した。ローマ教皇を押えて皇帝権を擁護し,58~64年にわたってイタリア遠征軍を指揮。 59年ケルン大司教。同年教皇ハドリアヌス4世が死ぬと,アレクサンデル3世に対して対立教皇ウィクトル4世を擁立。 63年アレクサンデル3世に破門されたが,さらに反ローマ政策を推進した。 65年カルル1世 (大帝)を列聖。 67年少数の軍隊でローマに決定的勝利を収めたが,マラリアにおかされ死亡。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 大帝

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む