ラウジッツ(その他表記)Lausitz; Lusatia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラウジッツ」の意味・わかりやすい解説

ラウジッツ
Lausitz; Lusatia

ドイツ,ポーランドの南国境沿いからチェコ北辺に及ぶ地方名。9世紀にスラブ人に占拠されたが,11世紀にはドイツ人の支配下におかれ,徹底的なドイツ化が進められた。 14世紀にボヘミア王国の一部に編入されてからは多少改善されたが,スラブ人はドイツ人に諸権利を奪われ,過酷な取扱いを受けた。 15~16世紀には神秘主義的なセクトがこの地に根をおろした。三十年戦争中ザクセン領となり,1815年ウィーン会議でザクセンとプロシアに分属された。 71年のドイツ統一以後再び強力なドイツ化が進められ,先住スラブ人の文化絶滅に瀕したが,現在はドイツの一部となり,その言語,文化も保護されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...

俎上の魚の用語解説を読む