ラオディケ(その他表記)Laodikē

改訂新版 世界大百科事典 「ラオディケ」の意味・わかりやすい解説

ラオディケ
Laodikē

シリア王国アンティオコス2世の妃。生没年不詳。前253年離別された。アンティオコス2世はエジプトプトレマイオス2世の娘ベレニケ政略結婚したが,死の直前ラオディケの子セレウコス2世を後継として指名した。王の没後ベレニケを支援しようとするプトレマイオス3世は第3次シリア戦争(前246-前241。古来ラオディケ戦争と呼ばれる)をおこしたが,ラオディケはベレニケとその子を殺害させ,戦争の難局をも乗りきった。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む