ラ・ガーディア空港(読み)らがーでぃあくうこう(その他表記)La Guardia Airport

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ラ・ガーディア空港」の意味・わかりやすい解説

ラ・ガーディア空港
らがーでぃあくうこう
La Guardia Airport

アメリカ合衆国、ニューヨーク市の空港。主として国内線とカナダ線に用いられる。都心(マンハッタン南部)の東約15キロメートル、ロング・アイランドのクイーンズ区北部に位置し、イーストリバーに臨む。1939年に私有グレン・H・カーティス空港をニューヨーク市が借り受け、埋め立て拡張したのち、ニューヨーク市営空港として開港した。第二次世界大戦後の1947年、ニューヨーク港湾公社に移管されて、ラ・ガーディア空港と改称された。名称は空港開港時のニューヨーク市長フィオレロ・H・ラ・ガーディアFiorello H. La Guardia(1882―1947)にちなむ。長さ2134メートルの滑走路2本をもつ。2010年の年間発着回数は36万2137回、利用客数は2398万1966人である。

青木栄一・青木 亮]

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デジタル大辞泉プラス 「ラ・ガーディア空港」の解説

ラガーディア空港

アメリカ、ニューヨーク市にある空港。名称はフィオレロ・ラガーディア元市長の名から。

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世界大百科事典(旧版)内のラ・ガーディア空港の言及

【空港】より

…航空機を発着させるための施設のうち,主として航空運送の用に供される公共用の民間飛行場で,ある程度以上の規模と設備をもつものを指していう。
[空港の歴史]
 19世紀末から20世紀初めの航空草創時代,航空機の離着陸は草原,河原,広場,演習場などを利用して行われていたが,航空機の発達につれて,1920年代初・中期になってヨーロッパで航空輸送が勃興すると,それに伴って簡易な滑走帯と旅客用の施設などをもつ飛行場が現れ,以後30年代末までに現代の空港の祖型となるような施設が欧米各国で次々に完成した。…

【ニューヨーク】より

…ブルックリンはニューヨーク5区のうち最も人口が多く,河岸,湾岸には大規模な港湾施設を有し,衣服産業も盛んである。クイーンズは面積が最も大きい区で,その北部にはラ・ガーディア空港,南部にはJ.F.ケネディ国際空港というニューヨークの二大空港が位置する。ほかに区としては,マンハッタンの北側の大陸部にブロンクス(人口約120万),ニューヨーク湾内にスタテン島(人口約38万)がある。…

※「ラ・ガーディア空港」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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