ラクタム-ラクチム互変異性(読み)ラクタムラクチムゴヘンイセイ

化学辞典 第2版 の解説

ラクタム-ラクチム互変異性
ラクタムラクチムゴヘンイセイ
lactam-lactim tautomerism

環状化合物に組み込まれたアミドとイミノヒドリンとの間の互変異性.一般に,ラクタム形のほうが安定である.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ラクタム-ラクチム互変異性
ラクタムラクチムごへんいせい
lactam-lactim tautomerism

プロトトロピーに属する互変異性の一例で,ラクタムはラクチム構造をとることができる。歴史的にはイサチンの例が有名である。

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