ラッテ(その他表記)Latte

関連語 大黒鼠 名詞

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラッテ」の意味・わかりやすい解説

ラッテ
Latte

ミクロネシア,マリアナ諸島にみられる石柱列。2列に平行した石柱列が矩形平面を形成する。柱上に截頭半球形などの石が載石としてあり,その上面は平らである。住居などの構築物の床下柱かと考えられる。ティニアン島ソンソン,タガ,グアム島のトゥモン,メポなどの遺跡がある。

ラッテ

「ドブネズミ」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のラッテの言及

【オセアニア】より

… 一方,ミクロネシアにおいては,マリアナ諸島(グアム島を含む)で前1500年ころに文化の発祥が認められる。前ラッテ期と後ラッテ期の二つの文化期があるが,ラッテとは椀状の頭部をもつサンゴ柱で,通常数個ずつ2列に並んで発見され,おそらく家屋の床の支柱であったと思われる。前ラッテ期には,ラッテはなく,東南アジア,フィリピンと関係があると思われる沈線文を石灰で埋めた文様をもつ土器や赤色土器が出土し,石や貝製の手斧,貝製の釣針,装身具などを伴う。…

【ドブネズミ(溝鼠)】より

…寿命は飼育下で4年の記録がある。なお,本種の白化型(アルビノ)を家畜化したものはラット(ラッテ),あるいはダイコクネズミと呼ばれ,医学や生物学の実験動物として重要である。【今泉 忠明】。…

※「ラッテ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android