ラノ・ララク遺跡(読み)ラノ・ララクいせき(その他表記)Rano Raraku

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラノ・ララク遺跡」の意味・わかりやすい解説

ラノ・ララク遺跡
ラノ・ララクいせき
Rano Raraku

東ポリネシア,イースター島東部のラノ・ララク火山にある巨大な石人像石切り場。石人像は主としてここで切出されたのち,各地運搬されたもので,イースター島の時代区分前期からつくられていたことはひざまずいた像の存在から推定できるが,最盛期中期で,後期にはつくられなくなる。傾斜面には運搬を待つばかりのほぼ完成された像があり,目のみが未完成なのは位置が定まったのちに開眼させたことを物語るものであろう。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android