ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラノ・ララク遺跡」の意味・わかりやすい解説 ラノ・ララク遺跡ラノ・ララクいせきRano Raraku 東ポリネシア,イースター島東部のラノ・ララク火山にある巨大な石人像の石切り場。石人像は主としてここで切出されたのち,各地に運搬されたもので,イースター島の時代区分の前期からつくられていたことはひざまずいた像の存在から推定できるが,最盛期は中期で,後期にはつくられなくなる。傾斜面には運搬を待つばかりのほぼ完成された像があり,目のみが未完成なのは位置が定まったのちに開眼させたことを物語るものであろう。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by