ラビ川(読み)ラビがわ(その他表記)Rāvi River

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラビ川」の意味・わかりやすい解説

ラビ川
ラビがわ
Rāvi River

インド北西部とパキスタン北東部を流れる川。インダス川の支流で,パンジャブ地方五大河川の一つ。全長 724km。インドのヒマチャルプラデーシュ州中央部,シバーリク山脈 (ヒマラヤ山脈の前山) に源を発し,北西流したのち,南西に向きを変えて山地を抜け,カシミールとパンジャブ州,次いでパキスタンとインドの境界を形成しながらパキスタンに入り,ラホールの北方を流れて,ムルタン北東約 60kmでチェナブ川と合流。パンジャブ地方の灌漑網の重要な一環で,左岸から取水されるバリドアブ (サトレジ=ラビの河間地方) 用水はインドとパキスタンにまたがり,約 5800km2を灌漑。また右岸レチュナドアブ (チェナブ=ラビの河間地方) の灌漑にも,ハベリ,シドナイ両用水路が大きな役割を果している。

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