ラピッド・シティ(読み)らぴっどしてぃ(その他表記)Rapid City

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ラピッド・シティ」の意味・わかりやすい解説

ラピッド・シティ
らぴっどしてぃ
Rapid City

アメリカ合衆国、サウス・ダコタ州南西部の都市。ブラック・ヒルズ山地に位置する。人口5万9607(2000)。鉱物資源豊かな地域の中心にあって、周辺には広大な灌漑(かんがい)農地放牧地が広がり、その市場・交易地として発達する。食肉加工製粉を主として、製材、建設機材、さらに電子機器など多種工業が盛んである。ブラック・ヒルズのレクリエーション地域の中心としてだけでなく、近くのラシュモア山国立記念物など、観光地の拠点都市としても重要である。付近の金鉱発見により、1876年に町が開かれた。エルズワース空軍基地の所在地でもある。

[作野和世]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のラピッド・シティの言及

【ブラック・ヒルズ】より

…以降,各種鉱物資源が採掘されており,ウィンド・ケーブ国立公園,ラシュモア山国定記念物などの観光地が多い。最大都市は東部のラピッド・シティ。【矢ヶ崎 典隆】。…

※「ラピッド・シティ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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