リアプロテレビ(読み)りあぷろてれび(その他表記)rear projection television

知恵蔵 「リアプロテレビ」の解説

リアプロテレビ

背面からスクリーンに投射するディスプレー。比較的安く、大画面化が可能。液晶プラズマに次ぐ、第3の薄型テレビとして期待される。かつてブラウン管式のリアプロテレビが登場したが、フォーカス(ピント)の甘さなどから撤退に至った。現在のリアプロは液晶、DLP(反射型微小鏡素子)、LCoSなどの画素型デバイスが採用され、フォーカスの問題は克服されている。70インチを超える比較的安価な超大型画面は、プラズマ、液晶の薄型テレビが追いつけない領域であり、リアプロテレビのホームシアター用途が有望だ。

(麻倉怜士 デジタル・メディア評論家 / 2008年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android