ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説 リオ・ティント・アルキャンRio Tinto Alcan カナダに本社を置くアルミ地金メーカー。旧アルキャン。イギリスとオーストラリアに並列組織をもつ鉱工業持株会社リオ・ティントグループに属する。アルキャンは 1902年,アメリカ合衆国のピッツバーグ・リダクション(→アルコア)のカナダにおける子会社ノーザン・アルミニウムとして創業。1925年アルミナム・カンパニー・オブ・カナダに改称。1928年アルコアが海外市場部門を分社化してアルミニウム・リミテッドを設立し,その子会社となった。その後アルコアと完全に分離し,1966年アルキャン・アルミニウム,2001年アルキャンに改称。2007年リオ・ティントに買収され,同社のアルミニウム部門と統合され現社名に改称。ボーキサイト,アルミニウムの生産者として世界最大規模となった。カナダ,オーストラリア,フランスを主要生産拠点とするほか,世界各地に鉱山,アルミナ工場,アルミ製錬工場をもち,採掘から加工までを一貫して手がける。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by