法則の辞典 「リッカティの微分方程式」の解説 リッカティの微分方程式【Riccati differential equation】 通常はリカッチの微分方程式*と呼ばれているが,もとのスペルからするとこちらが正しいと思われる.この名称で呼ばれるものには2種類の微分方程式がある. (1) y′=A0(x)+A1(x)y+A2(x)y2 の形の一階微分方程式.すべての二階微分方程式はこの形の方程式に変換可能である. (2) dP(t)/dt+P(t)F(t)+FT(t)×P(t)-P(t)G(t)R-(t)GT(t)P(t)-Q(t)=0という形の行列方程式.推定理論や制御理論においてしばしば用いられる. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報