変換(読み)ヘンカン

デジタル大辞泉 「変換」の意味・読み・例文・類語

へん‐かん〔‐クワン〕【変換】

[名](スル)
入れ変わること。また、変えること。「交流直流変換する」「仮名漢字変換する」
数学で、点を他の点に移したり、式を他の式に変えたり、座標を取り替えたりすること。
[類語]変化変質直す変動変転変移変遷推移転化転変変性

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「変換」の意味・読み・例文・類語

へん‐かん‥クヮン【変換】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) ある事柄・事態がそっくり別の事柄・事態に変わること。また、変えること。変更
    1. [初出の実例]「寒熱時に随て変換すること」(出典:日本風俗備考(1833)五)
    2. [その他の文献]〔白居易‐埇橋旧業詩〕
  3. 数学で用いる語。
    1. (イ) 写像のこと。
    2. (ロ) 座標系をとりかえること。
    3. (ハ) 式の形を変えること。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「変換」の意味・わかりやすい解説

変換
へんかん
transformation

数学全般にわたって広く用いられる用語。点を他の点に移すこと,図形を他の図形に移すこと,式を他の式に移すこと,関数を他の関数に移すことなどを,すべて変換と呼ぶ。たとえば,座標変換といえば,それは1つの座標を他の座標へ移すことであり,相似変換といえば,それは1つの図形をそれと相似な図形へ移すことである。点変換は関数 (写像) の一種と考えられるが,特に同じ空間内での写像に使われることが多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ASCII.jpデジタル用語辞典 「変換」の解説

変換

ある情報を異なる形式に変える処理。扱う対象に応じて、さまざまな形で実現されている。たとえば、アナログデータとデジタルデータとの間の変換、ある形式から他の形式への変換、日本語入力における、かなから漢字への変換などがある。また、ある言語で記述されたソースコードを他の言語で記述されたソースコードに移植する意味で使われることもある。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

普及版 字通 「変換」の読み・字形・画数・意味

【変換】へんかん

変易。

字通「変」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android