最新 地学事典 「リットリナ海」の解説
リットリナかい
リットリナ海
Littorina sea
今から約7,500~4,000年前に,現在のバルト海地域に存在した内海。約7,500年前に現在のカテガット海峡付近に水路が開け,海面上昇に伴って海進(リットリナ海進)が行われ,アンシルス湖が海湾化して生じた。この海は現バルト海の前身で,Littorina littoreaのほかMytilus edulis・Cardium edule・Tapes decussatusなどバルト海南部や北海に現生する貝化石群によって特徴づけられる。海岸線は現在よりも内側にあった。この後,海域は,リムネア海(4,000~1,500年前),マイア海(1,500年前~現在)と変化して,現在のバルト海に至った。
執筆者:成瀬 洋
参照項目:アンシルス湖
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

