リフトエンジン(英語表記)lift engine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リフトエンジン」の意味・わかりやすい解説

リフトエンジン
lift engine

飛行機に上向きの力を与える揚力専用のジェットエンジン。垂直離着陸 (VTOL) 機,短距離離着陸 (STOL) 機に装備し,離着陸時にだけ使用して,その推力で機体重量を支える。 1950年頃から垂直離着陸機研究各国で始まり,揚力用エンジンとして,1960年イギリスでロールス=ロイス製リフトエンジン R108が開発された。日本でも 1965年頃から,航空宇宙技術研究所で,JR100を開発し,JR220を試作した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android