リマソン(読み)りまそん(その他表記)limaçon フランス語

日本大百科全書(ニッポニカ) 「リマソン」の意味・わかりやすい解説

リマソン
りまそん
limaçon フランス語

平面曲線の一つ。蝸牛線(かぎゅうせん)ともいう。極座標r‐θについての方程式r=acosθ+bで表される。b=0のときは円である。abとの関係が、(1)baのときは内部に輪の部分がある。(2)b=aのときは尖点(せんてん)がある(この図形カージオイドという)。(3)baのときは単純閉曲線であり、さらに、(イ)ab<2aのときは、くぼんだ部分がある。(ロ)b≧2aのときは凸(とつ)図形となる。リマソンはコンコイド曲線の一つである。

[竹之内脩]


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改訂新版 世界大百科事典 「リマソン」の意味・わかりやすい解説

リマソン
limaçon

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のリマソンの言及

【曲線】より

…直線xa上の動点Qに対し,直線OQ上に長さbの線分QPをQの両側にとれば,Pはこの曲線を描く。(3)方程式(x2y2ax)2b2(x2y2)(a,bは正の定数)で表される四次曲線をリマソンlimaçonまたは蝸牛(かぎゆう)線という(図7)。原点OとA(a,0)を結ぶ線分を直径とする円周上に動点Qをとり,直線OQ上に長さbの線分QPをQの両側にとるとき,Pはこの曲線を描く。…

※「リマソン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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