リン・きよらか

普及版 字通 「リン・きよらか」の読み・字形・画数・意味


14画

[字音] リン
[字訓] きよらか

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(りん)。に光を発するもの、相連なるものの意がある。〔説文〕十一下に「水、石(がいせき)のに生じてたるなり」とあり、〔詩、唐風、揚之水〕に「揚(あが)れる水 白石たり」の句によって訓する。〔揚之水〕はわが国の水占(みなうら)のように、谷川に柴などを流して卜う民俗を歌うもので、もし「揚れる水 束さず」のときには凶、水が流れ去って、「白石たる」さまが見えるときは、願いがかなうのである。たるものは、川底の石が光ってきらめくのであって、水のさまをいうのではない。

[訓義]
1. きよらか。は、水が清くて、川底の小石が光ってみえるさま。
2. まだらなさま。

[古辞書の訓]
〔字鏡集〕 スキトホル・キヨシ

[語系]
lien-lienは陳陳・陣陣dien-dien、田田dyen-dyenと声義近く、みな小さなものが相並ぶさまをいう。は川底の小石が透いてみえるさまをいう。

[熟語]

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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