りんりん

精選版 日本国語大辞典「りんりん」の解説

りん‐りん

〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 金属が互いに触れ合う音や、鈴・ベルなどの鳴る音を表わす語。
※浄瑠璃・本朝三国志(1719)三「若君を、抱き召したる金覆りんりん轡の音」
② 湯が沸騰して釜や鉄瓶などの鳴る音を表わす語。
※虎明本狂言・鱸庖丁(室町末‐近世初)「茶の湯にすいたれば、おくのまにしかけておいたが、いかにもりんりんりんと、たぎってある」
③ 鈴松虫などの鳴く音を表わす語。
※光悦本謡曲・松虫(1514頃)「松虫の声、りんりんりんりんとして」
④ 物の音や人の声などが、よく通って鋭く響くさまを表わす語。
※御伽草子・花みつ(有朋堂文庫所収)(室町末)「谷川の声りんりんと響きけるは」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉「りんりん」の解説

りん‐りん

[副]
鈴やベルなどの鳴る音を表す語。「電話がりんりん鳴り続ける」
スズムシなどの鳴く声を表す語。
物音や声がかん高くよく通るさま。
「そのおこえがひろまのすみずみへ―とひびきわたりましたので」〈谷崎・盲目物語〉
湯が煮えたぎって釜や鍋が鳴る音を表す語。
「奥の間に湯が―とたぎりすまいてある」〈続狂言記・鱸庖丁〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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