ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リンパ撮影」の意味・わかりやすい解説 リンパ撮影リンパさつえいlymphography リンパ管に油性の造影剤を注入して行うX線検査のこと。まずエバンスブルーなどの色素を注射し,リンパ管を着色したうえで造影剤をゆっくり注入する。この検査でリンパ節の腫大,内部構造の破壊などがつかめるため,悪性リンパ腫の進行度や癌の転移の診断に用いられる。造影剤を足背から注入し,鼠径部,腸骨部,傍腹大動脈部のリンパ節を造影する方法が最もよく行われる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by