旺文社世界史事典 三訂版 「リーフ共和国」の解説
リーフ共和国
リーフきょうわこく
Rif
1921年,ベルベル人の族長の子アブデル=カリーム(クリム)が植民地支配に抵抗する解放運動を開始,スペイン軍に大勝してリーフ山脈東部を制圧し,リーフ部族連合共和国の独立を宣言,コミンテルンからの支持を得た。スペインが独力で制圧できずにいる中,共和国側は補給路確保のためフランス領モロッコにはいり,フランス軍を攻撃。その結果,1925年フランスとスペインが共同作戦協定を結んで作戦を開始,翌26年に共和国側が敗れて消滅。
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